blueechoのブログ

個人レベルのコンピュータファイルのバックアップ、リストアに関して

Amazon Glacier Deep Archive を試してみる

先日に Amazon Glacier Deep Archive の存在を知り、データを預けるだけならば料金は安い*1ので、HDD へのバックアップとは別に、更新が行われる事が無い自作データを Deep Archive へもバックアップを行ってみます。

とりあえず、現時点で Deep Archive へバックアップするデータは1昨年以前の写真データなど、完全に更新が止まっているデータとします。これらのデータは既にパソコンのディスク上にはなく、外付け HDD へ保存場所が移されています。その HDD のバックアップも別の HDD にあるのですが、いずれそのバックアップ HDD の寿命もくるので、長期的にはハードウェアの交換は行う必要があります。外付け HDD のバックアップ HDD の様な使用頻度が低いものは、場合によってはハードウェアの更新はせずに、クラウドバックアップのみに切り替えても良いかなと。
日本のデータセンターに預ける場合は、1TB で年間約24ドルです。自分が現時点で預けたいデータ量の300GB程度なので、費用は少なく見積もって年6ドルなので、この値段ならばコストはほぼ無視できるかなと思います。(ただし、取り出しは別途費用が必要)

とりあえず、本日時点ではまだバケットを作り、いくつかディレクトリをアップロードしただけです。追加報告があれば、本記事に追記または別の記事に書こうと思います。

Deep Archive で使う場合に注意が必要なのは、アップロードする対象(ファイルまたはディレクトリ)を選び、「アップロード」ボタンでアップロードの開始をする前に、ストレージクラスで "Deep Archive" を選択する操作を行わずにデフォルトの設定でアップロードをすると、ストレージクラスがスタンダードでファイルがアップロードされる事です。

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オプションを展開するとストレージクラスを指定可能

このオプションは前回に設定した値を覚えていてくれるという事はないので、Deep Archive へ保存したい場合は、アップロード毎に行う必要があるみたいです。

*1:取り出しには別途料金がかかる。基本的には取り出しを行わない、または頻度が低い場合に低価格で使える事が売りのサービスです。