Windows ファイル履歴を使ったリストアでの注意点
前回に書いた通りに自分のバックアップ方法のメインは Macrium による週次のバックアップですが、補助として Windows のファイル履歴を使っています。これは3時間間隔で記録しており、想定している用途は前回の Macrium のバックアップ実行より後でマシンが不調になり、ファイル復旧をしたい場合に、Macrium のみでは最悪の場合、一週間程度前までしかファイルの切り戻しができないため、もう少し直近のファイルはファイル履歴を使い、リストアを考えているのです。
想定のリストア手順は次の通り
- Macrium で直近のバックアップを使いリストア。
- Macrium のリストアでは最新では無い事が確定しているファイルはファイル履歴からリストア。
ただ、考えてみると、このシナリオ、ファイル履歴の箇所は期待通りには動きません。ファイル履歴のリストアで参照可能はバックアップ内容は既に Windows が認識している内容に限ります。このため、仮に次の様な状況で困る事になります。
<前提>
本日は水曜日。Macrium の週次バックアップは日曜日 23:59 に完了している。水曜日の夕方にマシンが全破損。フルリストア以外に方法は無い。
<問題の生ずる復旧例>
まとめ
この様な制約があるので、現実的にはかなり直近のデータまでリストア可能としたい場合は、ファイル履歴とは別の仕組みで頻繁にバックアップを取る必要がありますね。
比較的少ない数のファイルに限り、頻繁に更新がある様な状態ならば、それらは OneDrive (今はバージョン管理もある!)においてクラウドに自動バックアップが良いかな?
*1:ファイル履歴の保存先にはコピーされたファイル自体はあるが、本来のファイル名に括弧でくくられた日付日時にリネームされたファイル名が複数あり、自分で適切なファイルを選び、リストアする必要が出てくる。